一級建築士が考える後悔しない家づくりとは?

熊本市東区 御領の家①【平屋のような2階建て。家族の時間が広がる住まい。】

【LDK全景】東側の大きな窓から自然光が差し込む17.8帖のLDK。明るい木目の床とグレーのアクセントクロスを組み合わせています。
【LDK全景】東側の大きな窓から自然光が差し込む17.8帖のLDK。明るい木目の床とグレーのアクセントクロスを組み合わせています。
【LDKと主寝室】引き戸でLDKとつながる4.5帖の主寝室。子どもが小さいうちは遊び場として使えるよう、リビングとのつながりを考えた配置です。
【LDKと主寝室】引き戸でLDKとつながる4.5帖の主寝室。子どもが小さいうちは遊び場として使えるよう、リビングとのつながりを考えた配置です。
【リビング階段】階段下には電子ピアノを置くことを想定したスペースを確保。家族の趣味を日々の暮らしに取り入れています。
【リビング階段】階段下には電子ピアノを置くことを想定したスペースを確保。家族の趣味を日々の暮らしに取り入れています。
【1階主寝室】将来は寝室として使える4.5帖の個室。隣接する2帖のウォークインクローゼットに収納を分けています。
【1階主寝室】将来は寝室として使える4.5帖の個室。隣接する2帖のウォークインクローゼットに収納を分けています。
【2階子ども部屋・将来間仕切り】子どもが小さいうちは広いプレイルームと
【2階子ども部屋・将来間仕切り】子どもが小さいうちは広いプレイルームとして使い、将来は4.5帖ずつの2部屋に分けられる約9帖の空間。間仕切り後の使い方も考え、出入口と収納をそれぞれに設けています。
【2階ホール】本棚を置ける約5帖の共用ホール。読書や勉強、家族で過ごす時間に活用できる場所です。
【2階ホール】本棚を置ける約5帖の共用ホール。読書や勉強、家族で過ごす時間に活用できる場所です。
【キッチン】タカラスタンダードの「オフェリア」を採用。キッチン本体と背面カウンターを木目調で揃え、グレーの壁面と組み合わせた落ち着きのある空間に。明るい床材とも
【キッチン】タカラスタンダードの「オフェリア」を採用。キッチン本体と背面カウンターを木目調で揃え、グレーの壁面と組み合わせた落ち着きのある空間に。明るい床材とも
【パントリー】勝手口に隣接する1.5帖のパントリー。食品や日用品をまとめ、買い物後の片付けにも配慮しました。
【パントリー】勝手口に隣接する1.5帖のパントリー。食品や日用品をまとめ、買い物後の片付けにも配慮しました。
【洗面】タカラスタンダードの「エリシオ」に造作棚を組み合わせ、収納の使いやすさにも配慮した洗面スペース。
【洗面】タカラスタンダードの「エリシオ」に造作棚を組み合わせ、収納の使いやすさにも配慮した洗面スペース。
【脱衣室】洗面スペースと分けた3帖の脱衣室。室内物干しを設け、洗濯から室内干しまで進めやすくしています。
【脱衣室】洗面スペースと分けた3帖の脱衣室。室内物干しを設け、洗濯から室内干しまで進めやすくしています。
【玄関】ベビーカーやゴルフバッグなどを収納できるエントランスクロークを設けています。
【玄関】ベビーカーやゴルフバッグなどを収納できるエントランスクロークを設けています。
【外観(イメージ)】 ダークグレーとホワイトの外壁を組み合わせた2階建て。異なる質感の外壁材で変化を持たせています。
【外観(イメージ)】 ダークグレーとホワイトの外壁を組み合わせた2階建て。異なる質感の外壁材で変化を持たせています。
平屋の暮らしを、2階建てで。
今の家族も、これからの家族も。
一つひとつの希望を、間取りに。
LDKと主寝室、水まわりを1階にまとめ、日々の生活がワンフロアで整うように計画した2階建てです。子どもが小さいうちは広く使い、成長に合わせて個室を設けるなど、将来の変化にも対応できる間取りを採用。階段下のピアノスペースや2階の共用ホールにも役割を持たせ、延床約30坪の中に、家族が集まる場所とそれぞれの時間を過ごす場所を整えています。

■住宅全体のコンセプト

平屋のような暮らしやすさを取り入れながら、2階建ての空間を有効に活かした住まいです。

1階には17.8帖のLDKと主寝室、水まわりを配置。食事やくつろぎ、就寝といった日常生活を1階で完結できるようにしています。2階には子ども部屋と共用スペースを設け、家族それぞれの居場所を確保しました。

設計で大切にしたのは、今の暮らしと将来の暮らし、その両方に対応できること。必要な部屋の広さや使い方を一つひとつ考え、家族の成長に合わせて役割を変えられる空間を取り入れています。

■遊び場から寝室へ。使い方を変えられる1階の個室

LDKに隣接する4.5帖の主寝室は、子どもが小さいうちは遊び場として、将来は寝室として使えるように計画しています。

LDKとの間には引き戸を設け、開けることでリビングから子どもの様子を見守りやすい配置に。必要に応じて扉を閉めれば、独立した個室として使用できます。

隣には2帖のウォークインクローゼットを設け、衣類や持ち物の収納を分離。部屋自体を必要以上に広げず、4.5帖の空間を有効に使えるようにしました。

■今は広く、将来は2部屋に。成長を見据えた子ども部屋

2階には、独立した4.5帖の子ども部屋と、将来2室に分けられる約9帖の空間を設けています。

約9帖の空間は、子どもが小さいうちは広いプレイルームとして使用し、成長に合わせて間仕切り壁を設けることで、4.5帖ずつの個室に変更できる計画です。

将来の間仕切りを見据え、出入口と収納はあらかじめそれぞれに配置。部屋を分けた後も、個室として使いやすい構成にしています。

最初からすべての部屋を区切るのではなく、必要な時期に合わせて空間の役割を変える。家族の成長とともに、住まいの使い方も変えられる工夫です。

■階段下と2階ホールに設けた、家族の居場所

LDKの階段下には、電子ピアノを置くことを想定したスペースを設けています。

階段下を単なる収納にせず、アーチ状の開口を取り入れ、家族の趣味を楽しめる場所として活用。リビングで過ごす時間の中に、音楽が自然と溶け込む空間を考えました。

2階には約5帖の共用ホールを設け、本棚を配置。家族で本を共有したり、読書や勉強をしたりと、さまざまな使い方ができる場所です。

個室やLDKだけでなく、階段下やホールにも役割を持たせ、限られた床面積を有効に活かしています。

■収納と家事のしやすさを考えた水まわり

玄関には2帖のエントランスクロークを設け、ベビーカーやゴルフバッグなどを収納できる場所を確保しました。

キッチンのパントリーは1.5帖。勝手口に隣接させることで、食品や日用品の収納だけでなく、買い物後の片付けにも配慮しています。

洗面スペースには、タカラスタンダードの「エリシオ」と造作カウンターを組み合わせ、使いやすさと収納の確保を両立。洗面とは別に3帖の脱衣室を設け、室内物干しも配置しました。

毎日の身支度や洗濯、片付けを進めやすいよう、生活の動きに合わせて必要な場所を整えています。

■デザイン・素材

LDKは、東側の大きな掃き出し窓から自然光を取り込む、明るい空間です。

床にはウッドワンの「コンビットリアージュ152 木目柄」を採用。キッチンにはタカラスタンダードの「オフェリア」を設置し、木目調の扉材と背面カウンターを揃えています。グレーの壁面がアクセントとなり、木目の温かみと落ち着いた色合いが調和する空間に仕上げました。

■長く安心して暮らすための住宅性能

耐震性能は、許容応力度計算による耐震等級3。長期優良住宅の認定を取得し、長く安心して住み続けるための基本性能を備えています。

断熱性能は等級6、UA値0.45。窓にはYKK APのトリプルガラス樹脂サッシ「APW430」を採用し、外気の影響を抑えながら、快適な室内環境を目指しました。

さらに、5.82kWの太陽光発電システムやHEMSを採用したGX志向型住宅として、日々の省エネルギーにも配慮しています。
建築データ
建築データ

3LDK(将来4LDK対応)+WIC+共用ホール
敷地面積:202.79㎡(61.34坪)
延床面積:100.19㎡(30.30坪)
1階面積:65.41㎡(19.78坪)
2階面積:34.78㎡(10.52坪)
構造・階数:木造2階建て

性能・仕様
長期優良住宅
耐震等級3(許容応力度計算)
断熱等級6(UA値0.45)
GX志向型住宅
トリプルガラス樹脂サッシ「APW430」
太陽光発電システム5.82kW
HEMS採用
オール電化

その他の建築実績